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2012年1月23日月曜日

Bristol Museumsオンライン-17世紀刺繍作品


Bristol City Museums and Art Galleriesコレクションの中でも特に秀逸なのが、こちらの木箱で、リネン地、シルク刺繍と立体刺繍で覆われています。中には隠し部屋もあります。トップ画像にある、箱の前側には「ソロモンの審判」(旧約聖書)の場面です。上蓋には「サウロの聖別」(頭に油を注ぎ王に任命すること・旧約聖書)、左側にはソドムとゴモラの崩壊(同じく旧約聖書)が描かれています。残る2枚のパネルは17世紀の衣装を着た男女が描かれています。箱の内側には引き出しや取り出し可能なトレー、全てピンクのシルクとベルベットで覆われており、インク入れと香水入れもついています。この箱には、3次元的な効果を生み出す刺繍技巧が使われています。人の顔と小さな花、動物はシルクやリネンに直接刺繍されましたが、衣服や一部の花は別途、リネン又は独立したニードルポイントステッチが使われ、アップリケとして縫い付けられたため、マントや木の葉が浮き立っているような効果が出ました。上蓋のライオン、前側の柱はクッションの上に縫い付けられ、独特の盛り上がった感じがします。同様の効果を出すために、木の型の上に刺繍をすることもありました。木の葉と髪の毛はコイル状にし、シルクを巻きつけたワイヤーでできています。人や動物、昆虫の大きさが釣り合わないのは、この手の刺繍技法の典型的な特徴です。刺繍はサテンステッチ、テントステッチ、チェーンステッチ、laid-and-couched, detatched buttonhole stitchなど。シルバーの組みひもで縁どられています。ご自身で訪問される方はこちらからどうぞ。


また、こちらの1600年もののリネンバッグもオンラインで閲覧できます。シルク・メタル糸(茶色/黄色の糸に金が巻いてある)のキャンバスワークで豪奢に飾られたているこのバッグは内側はシルクで裏打ちされています(現代のシルクで裏打ちしなおされています)。各面は4分の1ずつに分けられ、紋章が刺繍され、周囲は刺繍された花や果物の上に、金属の組み紐を渦巻きパターンで固定したボーダーで縁取られています。紋章に詳しい方なら、何を意味するものかお分かりではないでしょうか?

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